いびきに潜む病気
いびきに潜む病気には色々なものがあり、主なものだけでも１０種類以上も考えられます。中でも一番有名なのが、睡眠（眠ることは、脳や体を休ませるために必要不可欠です）時無呼吸症候群です。
鼻からのどに通じる空気の通り道が詰まってしまう閉塞型が最も多く、いびきと無呼吸が周期的に繰り返されます。睡眠時無呼吸症候群は、高血圧や心筋梗塞、心不全、脳卒中、糖尿病なんかのリスクが高まる、とても危険な病気です。
思い当たる場合は、できるだけ早いうちに病院で検査を受ける事をお勧めします。
その他にも、鼻中隔彎曲症、鼻中隔穿孔症、肥厚性鼻炎、鼻茸（はなたけ）症、副鼻腔炎、口蓋扁桃肥大、アデノイド肥大、小顎症、巨舌症、甲状腺機能低下症、上気道抵抗症候群、多系統萎縮症、睡眠関連うなり（カタスレニア）など、いびきの原因になる病気（先天的なものも少なくないでしょう）はたくさんあります。
いつもの暮らしにも支障をきたすような病気（予防することで発症や再発を防げることもあるようです）もありますので、たかがいびきとあなどらず、検査を受けていびきの原因と病気（早期発見、早期治療が完治のためには必要不可欠でしょう）の有無を確認する事が重要です。